葉酸サプリは健康補助食品ですし、アレルギーのリスクは少ないので基本的にどんな体質の女性でも飲めます。
しかし、中には葉酸サプリと併用してはいけない薬があり、妊活中や妊娠中の女性は正しい知識を得ておきましょう。
葉酸サプリと併用してはいけない薬はある?
内服薬の種類によっては、葉酸の血中濃度や吸収率が低下することがあります。
- 赤ちゃんのために葉酸をサプリメントで摂取している
- 同時に医薬品を併用してだんだんと葉酸が欠乏する
- 胎児が奇形になるリスクが高まってしまう
このような弊害があり、妊娠中は特に自分の体内に取り入れたものが赤ちゃんの身体にも行き渡るので神経質にならなければなりません。
そこで、以下では葉酸サプリと併用を避けるべき医薬品の種類を幾つか挙げてみました。
- 抗てんかん剤:フェニトインの血中濃度が低下して薬の効き目が弱くなる
- 抗がん剤(メトトレキサート):葉酸の活性化を阻害する作用で不足しやすい
- 抗リウマチ剤:サラゾスルファピリジンが葉酸欠乏症を引き起こす
- 合成抗菌薬:有効成分のトリメトプリムが葉酸の働きを阻害する
- 睡眠薬(バルビツール):不眠症の治療で使われる代表的な医薬品で葉酸の効果を低下させる
- 抗炎症薬:インドメタシンやクロラムフェニコールが葉酸の作用を低下させる
- 経口避妊薬(ピル):生理痛の緩和や避妊をしていると葉酸が腸で吸収されにくくなる
- 解熱鎮痛剤:痛みを抑えるアスピリンが葉酸を不活性化させる
葉酸の働きが阻害されるだけではなく、医薬品の本来の効果が得られなくなることもあります。
そのため、解熱鎮痛剤や睡眠薬など、どうしても医薬品を服用しなければならない時は最低でも4時間はずらしましょう。
葉酸サプリと医薬品を同時に摂取するのではなく、時間帯を変えれば悪影響を最小限に抑えられます。
医薬品を併用する場合は医師に相談しよう
妊活中や妊娠中に医薬品を服用する場合、市販薬でも医師へと相談しなければなりません。
上記以外にも葉酸サプリと相性の良くない薬は存在しますし、自己判断で併用していると副作用のリスクが高まります。
- 薬による効果の持続時間には誤差がある
- 併用の際にずらす時間帯が異なる
- 妊娠中に飲んではいけない薬が多数ある
こういった理由で薬局やドラッグストアで市販されている医薬品を服用する場合も、かかりつけの医師へと相談した方が安全なのです。
また、アレルギー症状のリスクを抑えるためにも、毎日飲み続ける葉酸サプリの種類も主治医へと伺ってみてください。