妊娠が22週目まで至らず、何かしらの原因でお腹の中の赤ちゃんが育たなくなった状態を流産と呼びます。
化学流産や稽留流産など幾つかの種類に分けられ、葉酸サプリとどのような関係性があるのかチェックしておきましょう。
葉酸サプリが流産の予防に繋がる理由
葉酸サプリの摂取により、流産の予防に繋がるのではないかと考えられています。
なぜ流産の理由に繋がるのか以下ではまとめてみました。
体内の血液の量を増やしてくれる
オランダの医療機関で実施された研究によると、流産の経験のある女性は血中の葉酸の量が少なかったとデータが出ています。
これは葉酸の摂取で、体内の血液の量を増やしてくれるからです。
- サプリメントを使って葉酸をバランス良く体内に取り入れる
- 葉酸には赤血球を作り出す造血作用がある
- 血液を直接作って血行不良の状態に陥るのを防ぐ
- 胎児の成長に必要な栄養素がしっかりと運ばれる
上記のメカニズムで流産の予防に繋がり、食品では十分な量を取り入れるのが難しいからこそサプリメントに頼らなければなりません。
胎児が神経管閉鎖障害を発症するリスクを低減できる
葉酸にはDNAを合成したり細胞分裂の手助けをしたりといった効果があります。
- 葉酸を取り入れることで脊髄のもととなる神経管を発育させられる
- 胎児が神経管閉鎖障害を発症するリスクを低減できる
- 無脳症や二分脊椎症を予防できるので流産の可能性が低くなる
このような形で流産の予防ができ、妊娠中に400μgの葉酸を摂取しなければならない理由です。
もちろん、葉酸だけ摂取していれば良いという単純な話ではなく、サプリメントを使って他の栄養素もバランス良く取り入れましょう。
子宮内膜を分厚くする
受精したのにも関わらず、受精卵の着床が継続しない状態を化学流産と呼びます。
- 普段よりも鮮やかな色の生理だった
- 重い生理痛で苦しんでいる
上記の症状は化学流産の可能性が高く、生理と症状が酷似しているので以前は間違えるケースもありました。
そこで、化学流産を予防するには葉酸サプリの摂取が適しており、葉酸が子宮内膜を分厚くして受精卵が外へと出てしまう状態を防げるからです。
妊娠初期の段階では、受精卵の着床をしっかりと継続させなければなりません。
そのサポートを葉酸が行ってくれるので、サプリメントで十分な量を取り入れるのが大事なのです。
加齢やホルモンバランスの乱れなど様々な要因で子宮内膜は薄くなりやすく、妊娠力の低下に繋がるので生活習慣の見直しも同時に行ってください。