葉酸サプリは医薬品ではなく健康補助食品なので、基本的に副作用はありません。
しかし、間違った製品の選び方や飲み方を続けていると健康被害のリスクがあり、不快な症状に見舞われたという事例があるので注意が必要です。
葉酸サプリに副作用はあるの?妊娠中でも大丈夫?
妊娠中は自分の口に入れるもの全てが赤ちゃんにも行き渡るので、普段よりも食べ物や飲み物には神経質になります。
- 赤ちゃんに悪影響を与える食べ物や飲み物はできる限り避けたい
- 赤ちゃんが元気に育つような栄養素や成分だけを摂取したい
このように考えるのは女性として当然のことです。
葉酸サプリには副作用がなくても、摂取量の上限は1日に1,000μgと厚生労働省で決められています。
だからこそサプリメントには基本的に400μg~500μg程度の葉酸が入っており、過剰摂取しないように「1日に○粒」と目安が設定されているのです。
この目安を破っていると副作用のリスクが高まりやすく、どんな症状が出やすいのか見ていきましょう。
- 皮膚に赤い斑点ができる
- 皮膚のかゆみ
- 吐き気や嘔吐
- 食欲不振
- むくみ
- 呼吸障害や喘息
妊活中や妊娠中の女性に欠かせない栄養素だとしても、飲む量に比例して効果が高くなるわけではありません。
オーストラリアで発表された研究結果によると、30週目~34週目の妊娠後期に1,000μg以上の葉酸を取り入れることで胎児の小児喘息のリスクが25%も高くなることが分かりました。
その他の健康被害も幾つか報告されていますし、葉酸サプリの摂取量はきちんと守るべきです。
ほうれん草やモノヘイヤなど普段の食事の中でも葉酸は摂取できるので、自分が飲む葉酸サプリの用法と用量をしっかりと守って続けてください。
サプリメントに含まれている添加物に注意しよう
葉酸サプリメントの中には、以下のような添加物が使われている製品があります。
- 防腐剤
- 香料
- 保存料
- 着色料
中でもショ糖脂肪酸エステルは胎児の染色体異常を招くリスクがあり、短期的に見て安心でも長期的に見ると副作用で悩まされやすいのです。
「添加物を含むサプリメント=危険性が高い」と一概に決め付けられるわけではありません。
天然の原料を使った添加物であれば身体への悪影響は少ないですし、サプリメントの消費期限を長くするために致し方ない部分もあります。
それでも、余計な成分を含まない製品を飲んだ方が身体に良いのは間違いなく、サプリメントの選び方には十分に注意してください。