葉酸サプリは妊活中や妊娠中に飲む健康補助食品なので、母体や赤ちゃんにとってデメリットがあるのかどうか気になるでしょう。
葉酸サプリの良い部分だけではなく、同時に悪い部分に対する正しい知識を得ておいてください。
葉酸サプリを飲むに当たってデメリットはあるの?
葉酸サプリの選び方や飲み方によっては本来の効果を得られず、身体へと何かしらのリスクが引き起こされる場合があります。
どんなデメリットがあるのか以下ではまとめてみました。
サプリメントに使用されている添加物が胎児に害を及ぼす
葉酸は熱や水に弱く、そのままでは吸収率が低いので食品ではなくサプリメントから取り入れなければなりません。
しかし、錠剤やカプセルを作るに当たって使用されている添加物が胎児に害を及ぼすことがあります。
- 危険性が高くて使用禁止になったチクロ
- 妊娠中に避けた方が良いアスパルテーム
- 比較的安全性が高いプルラン
上記のように、一口に添加物と言ってもその種類は様々です。
全てに副作用があって絶対に取り入れてはいけないというわけではありませんが、添加物だらけの葉酸サプリはデメリットが大きいのでなるべく無添加の製品を選びましょう。
また、妊娠中になるべく避けた方が良い食べ物を幾つか挙げてみました。
- 生肉:寄生虫のトキソプラズマが付着していることがある
- 生の魚介類:鮮度が落ちていると食中毒のリスクが高くなる
- ナチュラルチーズ:加熱殺菌していないとリステリアと呼ばれる細菌が含まれている
- カフェイン:流産や早産、低出生体重児の原因になる
葉酸サプリの選び方に注意するとともに、毎日口にする食べ物の種類にも気を配ってください。
葉酸の過剰摂取で副作用のリスクが高くなる
葉酸をサプリメントで過剰摂取していると、副作用のリスクが高くなるというデメリットがあります。
- 食欲不振
- 吐き気
- 皮膚のかゆみ
- 蕁麻疹
- 呼吸障害
- 赤ちゃんの喘息リスクの上昇
こういった弊害があり、体内に良い働きをしてくれる栄養素だからといって取り入れる量に比例した効果を得られるわけではありません。
合成葉酸を含むサプリメントの場合は、1日に1,000μgを摂取することで胎児の喘息のリスクが高くなると研究結果で報告されています。
- 目安量を守らずにサプリメントを飲んでいる
- 同時に葉酸を含む食材ばかりを食べている
この2つが合わさると1日に1,000μgという上限量を超えやすいですし、葉酸以外の栄養素も妊娠中には大事だと心得ておきましょう。